| 2004/05/27 | 怪談十三話目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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前回のお話が好評だったので・・・調子こいて 新しいお話を書いちゃいます。 と、その前に・・・ どなたか、ラジコンを一緒にやりませんか？ 最近、一番ハマッテいる趣味がラジコンなんですが 同好の士は、多いほど楽しいですからね。 初心者大歓迎ですので、是非ご連絡下さい。 もう少し本題前に・・・ 前回の霊障についてですが、視力は回復しないようです。 約１０年前の出来事なのですが、一向に回復する気配は ありませんので多分無理かと思います。回復したら せっかく集めた「眼鏡コレクション」も勿体無いです。 それと、「怪談＆ｏｆｆ」は面白そうですね！近場で 面白そうな所と言いますと「某峠」か「某ダム近辺」なんか が良いかとお思いますが個人的には、ある踏み切り近辺が 米沢では一番ヤバイです。ここで怪談なんてやったら 何が起きても責任は持てないのでやりませんが・・・ さて、本題へ・・・ 前回に続いて、今も私の体に残ってる霊障についてのお話です。 米沢からすごく近い所にある温泉街へお客様の接待に行ったときの 事です。そこは、古くは色町として栄え、今も歓楽街の 名残がある温泉街です。お連れしたお客様は温泉を楽しみに 来たご夫婦だったのですが、お酒も大好きとの事で夕食後 私が歓楽街の飲み屋さんまでご一緒することになりました。 そこで、美味しい地酒に舌鼓を打っているとき、お手洗いに 行きたくなってきたので中座して、お手洗いへ・・・ 入って小用を足していると、急に後ろに人の気配が・・・ 振り返ってみると先ほどまで閉まっていた個室洋式トイレの ドアが開いていて中には鮮やかな着物を着た女性が立って おりました。すごく色っぽい雰囲気なのですが・・・ 表情は、怒りと悲しさが入り混じった感じで・・・ 「これはヤバイ！」とその場を逃げるように立ち去って 来ました。 ご夫婦の席に戻ると「そろそろ宿に戻りますか？」との 事。タクシーを呼んで三人で乗りこんで一路宿まで。 ご夫婦を降ろしてから、私が同じタクシーで帰宅の途に つくとタクシーの運転手さんが・・・ 「今時、芸者さんってまだ居るんだねー」 はぁ？と聞き返してみると 「さっき、飲み屋から出てきた時に見送りしてたでしょ？」 私が「今日は、三人で飲んでただけですよ」と言うと 「見間違いかなぁ？」と言ってはおられましたが 私は、わかっていました。見送りされていたことも ご夫婦を降ろしたときにタクシーに乗りこんで来た事 も・・・タクシーの助手席に乗っている私を後部座席から じっと見つめているのです。 当然、このままではゆっくり寝ることも出来ないので タクシーの中から、家に着いてしばらくの間、出来る限り のお払いをやりました。 なんとか、気配が消えたので風呂に入る体力も残って ない位、お払いで体力と気力も消耗してしまい・・・就寝。 ところが寝ていると・・・耳元から声が聞こえます。 「せっかく気づいてもらえたのに・・・」 「なんで・・・」 と話しているのですが、私は金縛りにあっていて身動きが とれません。その内、冷たい手が私の左手を握ってきました。 「これが欲しい・・・」と聞こえた瞬間、部屋の中に 「パキーーーー」 と乾いた音が響き、左手の人差し指に激痛が走りました。 金縛りが解けて部屋の明かりをつけてみると左手の 人差し指が「へ」の字に曲がり骨が飛び出していました。 しかし、不思議と出血はしておらず・・・激痛に耐えながら 夜間病院まで運転していきました。 医者は「何をしたら、こんな風に折れるんだ？」と 聞いてきましたが霊障とは言えないので「階段で転んで」 と説明をして緊急手術となりました。 なので私の左手人指し指には未だに傷跡が残っており 少し、曲がっています。 翌日、ご夫婦をお迎えに上がったときに奥様から 「昨日、誰か乗せて帰らなかった？着物姿の・・・」 と聞かれてしまい返事に困った事もありました。 いずれにしても女性の恨みは怖いものです。 宜しければ、感想をお寄せ下さい。
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