SOC offical Homepage - S2 Project e2000 -

　S2 Project　-　e2000 Wide Style Body Kit　for JZA80

※ FBS - VeilSide C1 Type1　/　RBS - TRIAL TRY FORCE
※ WHEEL - WORK EQUIP 19 Inchi F:10.5J R:12J

　ついに S2 の First Project である e2000 Wide Style Body Kit が完成しました。

　この e2000 のコンセプトは､サイドモデファイであり､ノーマルの単調なフロントフェンダーからリアフェンダーまでの流れを一新します。

　もう一つの e2000 の大きな特質として､e2000 はフロントバンパー､リアバンパー､リアスポイラーに関しても種類は問わず対応します。ここが一般市販品とは大きく異なる点であり､オーナーズブランド S2 としての提案でもあります。

　これを実現する為に､フロントバンパー、リアバンパーに関しては､バンパーサイド部分のリメイクを､現車にあわせて行う形を取る為､ e2000 は量産製品ではなく､半量産製品（指定工場での取り付け限定品）となります。

　これによって様々な顔をもつ e2000 が生まれる可能性が有り、楽しみでもあります。コンプリートという形ではなく､現在のスタイルの進化系としてのワイドスタイル、それが S2 Project - e2000 の目指した Supra Style です。

製品価格　600,000-　
塗装取付価格　700,000-　

　　　後記

　一部手直しはあるもののようやく S2 - e2000 が完成しました。話のきっかけはすでに去年 (2002年)の話という､かなり長期間にわたってしまいましたが、後記として､製作過程の簡単なあらすじをまとめてみたいと思います。

　スープラブランドをクラブブランドとして作ってみたいなという思いは S2 の紹介にも書いたように以前からあったのですが､やっぱり最初は派手にという思いは捨てられず・・・・でなかなか実現できませんでした。そんな中､昨年(2002年)の秋ころメンバーのえんちゃん(Owenrs No.613) からワイドボディを作りたいという話がでたのがきっかけとなり、えんちゃんの今のスタイルを崩さずにワイド化したいという考えが自分の思っていた部分とも重って、このプロジェクトが動き出しました。

　車両デザインは自分も参加している Curve で行うことに決定し、マスターモデルの製作は Abflug さんにお願いすることになりました。そして12月(2002年)、最初の打ち合わせを行ない、いよいよ1月から､プロジェクトが始まることになりました。

　とまあ順調にスタートしたと思いきや､「えんちゃん」が車を預ける予定の数日前になんと玉突き事故に巻き込まれるという事態に・・（しかも5台玉突きの真ん中だったという・・）、実際に車を見るまでは､どんな状態なんだろうとかなり不安になりましたが､本人も車も大事には至らずで一安心したことを覚えています。

　その後､デザインの打ち合わせを何度か行ないました。基本デザインについては､えんちゃん本人が実際に粘土で作ったものや（これがまたとてもかわゆい）、自分がＰＣで作成したものをベースにある程度決定し、クレイを使って面構成を決めていきます。今思えば、このとき「えんちゃん」の作ってきた粘土モデル(草餅君)?! は完成した e2000 と比べてもかなり精巧にできていたと思いますね (笑)。

　その後､事情で予定がすこし遅れてしまい､実車でのデザイン検討は2月後半から始まりました。予定が遅れた分を取り戻す為､ボディ側の取付面の型取りの手間を省くというために､な､なんと Abflug の Body Kit S900 のサイドパーツを使うという話が出され（なんともったいない）。ボディとの取り付け面だけ残して繰り抜いた部分にウレタンを盛ってサイド面のデザインを作っていきます。

　左の1列の写真は､すべてこのデザイン検討時の段階の写真です。気を使っている点は､フロントダクトとリアダクトのバランス､立ち上がりのライン､フロントバンパーからフェンダーへの立ち上がり等です。デザインは大胆に、けれどあまり車を大きく見せないようにしているつもりです。その分､後ろから見ると大迫力ですが(笑)。えんちゃんやデザイナーさんと、こうやって､ああしたい､もっとこうしたい､こっちの方がいいって話しながら作っている時､とても楽しい時間を贅沢な時間を過ごしているんだなぁって本当に思います。楽しみながら作るっていうことは忘れちゃいけないことですよね。

　こうして､3月､デザインの決定した e2000 は、ジャパンキャリアカーさんの特別（ワイドボディ対応(笑) ）ローダーで Abflug さんへ運ばれていきました。左一番上の写真はその際のものですが､その時の状況が目に浮かぶようで、実はこの写真、結構気に入ってたりします。ここからはひたすら待つのみの状態になったわけなのですが､e2000 の場合は､製品の都合上通常のエアロパーツを作る場合とは違う方法でマスターモデルを成形するということで､工程を聞いただけでもかなり大変そう。お疲れ様でした。

　今回の e2000 製作にあたり､日頃お世話になっている方から､ホイールメーカーの Work さんをご紹介頂き､リアのホイール２本 (Work EQUIP 19 inche 12J) をご協賛頂きました。有難う御座いました。(って見てませんね) その他にも､様々な方にご協力頂き､大変感謝しています。この場を借りてお礼を申し上げます。

　3月の時点で完成予定(納車予定）は5月中旬にはとのこと､えんちゃんがお披露目の場に選んだのは 6月1日に SOC東北主催で開催された「超東日本オフ」でした。この予定を Abflug さんにもお伝えしたところ､かなりぎりぎりかもというお返事､仕上げと全塗装をお願いした、横浜にある塗装屋さんに車が移動したのは 5月中旬でしたので､塗装屋さんにはかなり無理なお願いになってしまいました。

　待ちに待った納車日当日､車が来たのはすでに夜８時を回っていました。もう暗くなってしまっていたのですが､来た時はかなり感動しましたね。すぐにえんちゃんも来て､これまた感動してました。えんちゃんは５ヶ月間､車を預けていたわけですから・・・､この時は､ホント無事に完成してよかったというのが正直な気持ちでしたね。

　こうして完成した S2 First Project の e2000 ですが､デザイン的な好みは皆さんそれぞれ思うところはあるとは思います。ただ､馬鹿な車を作ったなぁって思って見てもらえたら､それが最高の誉め言葉になるかなと思っています。

2002.6.15　Written by Ame＿＿